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6.自由設計の選択を選んだ家づくりの始まり
近頃は施主の要望が一変し、施主主流で建築を考えるようになってきました。

莫大な資金で宣伝し、モデルハウスを建て自社独自のデザインを売り物にしていたハウスメーカーを、施主が敬遠するようになってきたのです。

テレビでの建築家の設計の番組や、インターネットによるハウスコンペ方式などにより、施主が自由に設計を選べる方法が住宅市場に支持されたのでしょう。

そこには2つの方法が見られます。一つは、直接施主の意見を聞く建築設計事務所に設計を依頼し、完成した図面を複数の施工業者に見積入札をさせ、安全で適確な価格の業者を選択する方法。もう一つは、インターネットによる設計コンペ方式です。これは依頼主である施主の希望の住まいを全国の建築設計士が20〜30社で設計競技をして、その中で施主の要望を満たした設計1案を選び、コンペを主催する施工店が施工する、という方法です。

直接設計にせよ、コンペ方式にせよ、施主は自分の好みの住まいが自由に選べるわけですので、今後はこの方式が浸透していくことは間違いないと思われます。

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