HOME家づくり講座家づくりのQ&A> 6.施工者の諸経費とは??

家作りのQ&A

1.建築士の役割と業務とは?

2.建築設計事務所の役割と業務とは?

3.設計事務所のメリットは?

4.設計料・監理料金の目安は?

5.工事費の内訳は?

6.施工者の諸経費とは?

7.施工者の選定方法は?
Q6:施工者の諸経費とは?
A:
大きな施工者は工事を子施工者に下請けに出します。子施工者はまた、孫施工者に下請けに出します。時にそれを次々と繰り返し、やっとのことで直接の技術者が現場で施工するのです。

親施工者は下請けに出す際に経営に必要な経費を取ります。子施工者、孫施工者もそれぞれ必要経費を取っています。

これらの経費のうち直接工事に反映されるのは直接技術者経費だけであり、他の中間施工者経費は中間マージンですから、直接工事に関わるものではありません。

よく考えると、お施主様の大切な工事費の中から無駄な経費が算出されているのです。

また、小さな施工者は仕事量の点で直接技術者の単価が高くなりますので、これも無駄な単価費の算出となります。

そこで、お施主様の代理人である建築士が、適正な工事価格で施工させることにより、すべての予算を無駄なく工事に反映させることが可能なのです。

(例1・大施工者) このような状況は信じがたい事態ですね。
親施工者+子施工者+孫施工者+直接技術者=工事費
                             (お施主様負担分)
経費20% 経費20% 経費20% 直工事費40%=100%

(例2・小施工者) このような状況も何かが不足していますね。
直接技術者=工事費
  100%    100%

(例3.通常) これは、なんとか納得できそうですね。
親施工者+直接技術者=工事費
経費30% 直工事費70%=100%

(例4.理想的) これで、お施主様もご満足ですね。
設計・監理・営業料+親施工者+直接技術者=工事費
10%(最高設計料)  経費20% 直工事費70%=100%

お施主様は良い敷地・良い設計・良い施工を求めています。
どの施工例が一番無駄が少ないか、考えてみてください。
(どの施工例も工事費には大きな違いはありません)